出発のとき

昨日、とうとう京都に到着した


前の日の晩
自分の気持ちを押し殺しながら
なんともないふりをしていた


僕は家族が大好きで
26歳になった今でも
両親の愛を感じていた


というか
前より感じるようになってきんだと思う


正直実家を離れる事はつらかった
二年前に旅に出た時に確信したけど
本当に素晴らしい両親、家族に恵まれて
育ったと思う


体も心も環境も本当に恵まれている
全ては両親のおかげだ


心配だし一緒にいてあげたかった
両親とも感情を表に出さない人間だから
家を出る間際まで何事もなく過ごしてた


家を出る30分前ころから
あきらかに二人ともそわそわし出した


親父がこっちを見てる
お母さんがおにぎりを作ってくれてる


わかってたけど気づいてないふりをしてた


ありがとうと言ったら
泣いてしまいそうな気がしたから


そろそろ行こうかな


と言うとお母さんが


駅まで送っていくよ


と言ったがすぐに


あ!呑んじゃったんだ!



最後までかましてくれた


親父は歩いて駅まで送ると言ってくれたけど
さすがに恥ずかしいのでやめてくれ
と言った


二人で玄関まで追い出してくれた


外に出る時に親父が手を出したから
軽く握った瞬間涙が出そうになったから
ついそっぽを向いて手を離した


お母さんは外まで出て来てくれて
最後まで声をかけてくれた


駅で電車を待ってたら兄貴が電話をくれた


兄貴はそのあとツイッターでもつぶやいてくれた
僕に対する思い、なかなか知る事のない事
「だれよりも楽しい人生を送って欲しい」
という言葉


このつぶやきは最初直視できなかった
少したってから読み返したら
ちょうどくるりの東京がながれて
涙を止められなかった



結局ほとんど寝れないまま京都に到着した
これからが本番だ