僕が旅に出る理由

「僕が旅に出る理由は だいたい100個くらいあって」
って、ハイウェイじゃないけどさ



僕は何か行動にうつすとき
それなりに自分が納得できるだけのいくつかの理由を
自分の中にはっきり持ってる



会社を辞めたときもそうだ


ネガティブな理由としては
もうあれ以上上司とやってくのは嫌だったから


その他に
本当にこのままデザイナーを続けたいのか
海外に長期旅行してみたい
いろんな世界を見たい


そしてタイミングとして決定づけたのは
ちょうど会社都合での辞職となると
プラスアルファの退職金が出るという話しも
強く背中を推した


ちなみに後々一番良かったと思ったのは
プラスアルファの退職金だった


結局なにをするにもある程度の金の上に成り立つってことだろう





そして


今回京都に行こうと決めた理由も
やっぱいくつかある


まず外国人相手でゲストハウスをやるなら京都だと思った


いやいや、東京でも北海道でも奈良でも沖縄でもいいじゃん


と、言われるかもしれないが
これは自分がやってみたいと思える場所かどうかと
直感で選んだ


沖縄もいいと思うけど、沖縄は50歳〜60歳で作りたい




京都って東京から遠いかも知れないけど
多分一度海外に一人旅に行ってしまうとそんな遠いと思わなくなる


そういう意味でも
今回みんなに送別してもらったのは自分の中に少なからず違和感があった


何度も言ったけど
ただ働く場所を変えるというだけのこと
渋谷なのか町田なのか池袋なのか湘南なのか
その延長線上で
京都で働く
ってだけのように思ってる


思いたいのだ



ただ
やっぱり友達とすぐに会える場所ではなくなることは
間違いない


でも実はそれもあえてやったつもりでいる
特に桑沢の友達は僕は本当に大好きなわけで
少し前は出来ることなら毎週一緒にいて毎週遊びたいと思っていた


でもどんな仲良くてもずっと同じグループで
仲良く居続けるのは難しく
それは仲いいかどうかだけではなく
単純に仕事や恋愛、結婚や
もちろんそれぞれ新しい出会いもあるので
月日が経てば少しずつ遊べる日が少なくなり
マンネリ化して行ってしまうこともあると思うようになった


単純に会い過ぎなのではないのか
最初のうちはいいけど
やっぱ長い付き合いになればなるほど
どうしても意図しない距離が産まれて
それがなんだか不協和音になっていってしまう


長くなればなるほど
お互い一緒にいたいと思えば思う程


そこで思った


だったらなんとなくバラバラになってしまう前に
先に遠くへ行ってしまおう


京都でゲストハウスを作れば
みんなが集まれる場所になる


みんなそれぞれの環境がある
遊ぶ暇もない人もいれば結婚して遊びどころではなくなる人


でも少し特別な場所を作れば
一年に一回集まれる場所があれば


これからもずっと繋がって行ける気がした


どちらにせよ僕はこれからの日本で
死にものぐるいで働かないとやって行けないと思っている


だったらやりたいことをやりたい場所でやる
そうじゃなきゃ続かないから
それでそこがみんなが集まれる場所になるならそれは最高だと思った


うまく行くかどうかは分からないけど
東京のみんなが一年に一度
僕のゲストハウスに来ることを楽しみにしてくれるようになれば
それは最高なことだと思う


そうするように
死にものぐるいで頑張らなければならない



まずは京都に行く


仕事を見つける


宿の勉強をする


500万円貯める


宿を建てる


継続させる


その先にある話し


いつの間にか目標がクリアになった