結婚

2012年6月20日中国四川省成都にて結婚登録


同6月28日日本国京都府京都市北区区役所にて婚姻届提出


3年前の2009年5月29日から付き合い始めて
ついにこおりと結婚した


さとるくんにチャカされ
キムさんにその気にさせられ
翔ちゃんが酔いつぶれた
あの夜のせいで僕の人生は加速した気がする


4000km以上の遠距離恋愛
半端じゃないその距離が逆に辛ささえ感じさせなかった


最初はスカイプからこおりの携帯に国際電話をかけて
一日15分程度の会話を続け
次にこおりがスカイプを初めて自由に話ができるようになった
今度は僕がPCを買ってこちらの顔を見せられるようになり
次にこおりの誕生日に内緒で中国まで会いに行き
カメラ付きノートPCをプレゼントして
ついに離れていても顔を見ながら存分に話ができるようになった


さらにこおりは日本語検定一級と言う難関を一発で取得し
日本系の企業に就職する機会を手にし
念願の来日を出張という形で自分の力で成し遂げた


その後は自分たちで協力し
戸籍謄本
職業証明書
住民票
納税証明書
預金残高証明書など
僕に関するありとあらゆる情報を中国に送り
こおりが単独で日本に来るための観光ビザを取得した


こおりは2年間働き
20人以上の部下を仕切るマネージャーにまで昇進した


そして日本円に換算すると約20万円のお金を貯め
結婚のために退職した


いまは京都で二人で暮らしている


ずーーーっとskypeで会話していて
二人で一緒にいられるようになんてなるんだろうか
って
途方に暮れ過ぎるので考えもしなかったけど
今年の1月にこおりが日本に来て


もう次は結婚という難問しかないなぁ
と思ってプロポーズをした


それから半年たって今一緒に生活している


もはや当たり前になって来ているけど
その理由の一つは
僕たちにはまだまだ越えるべき難問が目の前にあるから
だと思った


まずは結婚ビザの取得
次に取り急ぎこおりの仕事を探し
いよいよゲストハウスをスタートさせ
そしてこおりの日本人への帰化


とりあえず向こう五年でこれらを成し遂げる


多分この途中に子供もできるかもしれないなぁ






五体満足で産んでくれて
人並みの教養を与えてくれて
海外に行くことを許してくれて
外国人と付き合うこともとがめず
京都で生活することも応援してくれて
こおりとの結婚を喜んでくれた両親


東京でかけがえのない思い出を作ってくれた友達
結婚のため中国に行く時に
気をつけて行ってこいと言って送り出してくれた会社の先輩方


本当にありがとう


そして僕を愛してくれたこおり


本当にありがとう